正しい者はこれに驚き、 罪なき者は神を信ぜぬ者に対して憤る。
ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい。
パウロとバルナバとは大胆に語った、「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ。
あなたは目が清く、悪を見られない者、 また不義を見られない者であるのに、 何ゆえ不真実な者に目をとめていられるのですか。 悪しき者が自分よりも正しい者を、のみ食らうのに、 何ゆえ黙っていられるのですか。
あなたは国のうちに貧しい者をしえたげ、公道と正義を曲げることのあるのを見ても、その事を怪しんではならない。それは位の高い人よりも、さらに高い者があって、その人をうかがうからである。そしてそれらよりもなお高い者がある。
これは神を信じない者が世を治めることがなく、 民をわなにかける事のないようにするためである。
正しい者はこれを見て喜び、 罪なき者は彼らをあざ笑って言う、
わたしはこの事を聞いた時、着物と上着とを裂き、髪の毛とひげを抜き、驚きあきれてすわった。
悪をなす者のゆえに、心を悩ますな。 不義を行う者のゆえに、ねたみを起すな。
これはわたしが、悪しき者の栄えるのを見て、 その高ぶる者をねたんだからである。